構造計算書偽造事件がいよいよ大騒ぎですが
こんな本を読みました。「住宅喪失」 島本慈子著 ちくま新書 ￥700
この国の住宅を取り巻く環境を直視すると色々なことが見えてきます。
例の事件を「大騒ぎすると業界の景気が悪くなって大変なことに
なる・・」みたいなことを言うお馬鹿な政治家のいる国で住宅を造る
あるいは住まいを持つとはどういうことか？デザイン住宅などと
ビジュアルばかりに目を奪われていると関心の向かない部分でも
大いに考えさせられます。
新書とはいえ丁寧な裏付け取材とわかりやすい文章、必読です。
